東隈上村（読み）ひがしくまのうえむら

日本歴史地名大系

東隈上村
ひがしくまのうえむら

• 福岡県：浮羽郡
• 浮羽町
• 東隈上村

[現在地名]浮羽町東隈上

隈上川流域に位置し、東は山北（やまきた）村。近世中期、隈上村が東西に分村して成立。「在方諸覚書」には記載がない。享和二年（一八〇二）の春免高帳では高一千一〇八石、文化四年（一八〇七）の畝付帳では本田四六町八反余・開田四町六反余・畑田五町六反余・畑八町余・居屋敷八反余。旧高旧領取調帳によると高一千一五三石余。宝暦五年（一七五五）の山藪畝四反余・運上銀三〇匁余（「山藪畝数並運上銀書上帳」田代家文書）。天保期（一八三〇―四四）の惣畝数六八町余、家数七四、人数三七二（「上三郡庄屋外人高田畑馬数改帳」河北文書）。江戸時代後期に近接する古川（ふるかわ）村の千足（せんぞく）が町場化すると、吉江（よしえ）名・松本（まつもと）名のほか、今川通（いまがわどおり）・東（ひがし）町・中（なか）町などの町名が付けられた（田代家文書）。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」