東風平村(読み)くちんだむら

日本歴史地名大系 「東風平村」の解説

東風平村
くちんだむら

[現在地名]東風平町東風平こちんだ

東風平くちんだ間切の中央部、報得むくいり川の上流に位置する村。東は大里うーざとう間切湧稲国わちなぐい(現大里村)具志頭ぐしちやん間切新城あらぐしく(現具志頭村)、北は伊波いは村、西は志多伯したはく村、南は世名城ゆなぐしく村。東風平間切の行政の中心地。絵図郷村帳に東風平村とみえ、琉球国高究帳では高頭三七〇石余、うち田二九三石余・畠七六石余。「琉球国由来記」の年中祭祀によると東風平間切に比嘉ひじや村があり、同村にはトチ之殿・組直いしのじや之殿がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android