東館遺跡(読み)ひがしだていせき

日本歴史地名大系 「東館遺跡」の解説

東館遺跡
ひがしだていせき

[現在地名]高清水町 東館

国道四号沿いの高清水町役場の東方約〇・七キロに所在する古代の遺跡。南東へ延びる丘陵の南東端に立地する。遺物包含層三ヵ所、方形周溝墓一基、竪穴住居跡一軒、堀六本が検出されている。遺物包含層は平安時代の表杉ノ入式期のものである。方形周溝墓は長軸一五・四メートル、短軸一三・二メートルの隅丸長方形に、幅が一・一―二・六メートル、深さ約〇・七メートルの溝を巡らせたものである。台状部からは土壙などの埋葬施設は検出されていない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android