普及版 字通 「杷」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 8画

[字音]
[字訓] さらい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は巴(は)。巴に把握の意がある。〔説文〕六上に「麥を收むるなり」とあり、また〔釈名、釈楽器〕に「枇杷(びは)は本(もと)胡中に出づ。馬上に鼓するなり。手を推して(すす)むるを枇と曰ひ、手を引いて卻(しりぞ)くるを杷と曰ふ」とあって、胡弓の類。

[訓義]
1. さらい、えぶり、熊手のように、穀を集める器。
2. 牛にひかせて、土を細かく砕きならすもの、ならし。
3. ひく、かく、ならす。
4. 枇杷、びわ。
5. 把と同じ。把手、つか、え。

[熟語]
杷車杷推・杷杷頭杷柄杷羅
[下接語]
杷・鉄杷・枇杷・犂杷

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android