松久須根村(読み)まつくすねむら

日本歴史地名大系 「松久須根村」の解説

松久須根村
まつくすねむら

[現在地名]いわき市常磐松久須根じようばんまつくすね鹿島町かしままち鹿島かしま

矢田やだ川中流右岸にあり、南は三沢みさわ村、東は上矢田村、北は上荒川かみあらかわ村。永正年間(一五〇四―二一)頃と推定される年月日未詳の呑空書状(白土文書)によれば「山田殿岩ケ崎弓箭ニ合力被申候間、上あら川・こもた・松くすね三ケ所」が山田殿に渡されている。天文年間(一五三二―五五)と推定される一〇月二六日の某知行宛行判物(秋田藩家蔵文書)によれば、「松くすねのほりの内のさいけ一けん」が蔵持くらもち村の在家一軒とともに江尻孫二郎に宛行われている。磐前いわさき郡に属した。近世領主の変遷は磐城平藩領から延享四年(一七四七)以降幕府領。文禄四年(一五九五)の四郡検地高目録に「やたの内松くすね村」とあり、高一七八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む