三沢(読み)みさわ

精選版 日本国語大辞典 「三沢」の意味・読み・例文・類語

みさわ みさは【三沢】

青森県東部の地名淋代(さびしろ)海岸は昭和六年(一九三一アメリカのミスビードル号による世界最初の太平洋横断飛行の出発点。旧称大三沢。昭和三三年(一九五八)市制施行とともに現在名に改称アメリカ空軍および自衛隊基地がある。

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デジタル大辞泉 「三沢」の意味・読み・例文・類語

みさわ〔みさは〕【三沢】

青森県東部の市。東は太平洋、西は小川原湖に面する。米空軍・自衛隊の基地がある。人口4.1万(2010)。

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改訂新版 世界大百科事典 「三沢」の意味・わかりやすい解説

三沢[市] (みさわ)

青森県東部,太平洋に面する市。1958年市制。人口4万1258(2010)。市域南北に細長く,小川原(おがわら)湖の東に広がる淋代平(さびしろたい)と同湖の南西に展開する三本木原の二つの洪積台地にわたっている。この地域の気候は比較的低温で,夏には〈やませ〉といわれる偏東風が冷気をもたらし,しばしば冷害に見まわれる。淋代平には1941年海軍航空基地が設けられ,第2次大戦後はアメリカ空軍の基地となった。それ以来,基地の街として発展し,58年には航空自衛隊の三沢基地が置かれ,84年からは民間空港としての運用も開始された。台地水田が少なく畑作地帯であったが,戦後に淋代平の大開田が行われてから水田が増加した。台地はまた古来馬の放牧に利用され,古間木(ふるまき)(古牧)という地名が残っている。十和田観光の東の玄関口となっている。JR東北本線(現、青い森鉄道線)が通り,三沢駅からは十和田観光電鉄線(2012年廃止)が分岐する。
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