精選版 日本国語大辞典 「松右衛門」の意味・読み・例文・類語 まつえもんまつヱモン【松右衛門】 〘 名詞 〙① ( 享保八年(一七二三)、吉原の遊女音羽との心中に失敗した、神田白壁町の丹羽屋八郎兵衛が車善七に引き渡され、松右衛門と改名して江戸南方の非人頭となったことによる ) 江戸の新橋から南品川にかけての一帯を持場とした非人頭の通称。また、その配下の非人たち。[初出の実例]「松右衛門二言といはず酒をうけ」(出典:雑俳・柳多留‐初(1765))② 「まつえもんほ(松右衛門帆)」の略。〔今西氏家舶縄墨私記(1813)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例