日本歴史地名大系 「松山叢談」の解説
松山叢談
まつやまそうだん
二七冊 秋山久敬・尾崎久編
成立 明治一一年
原本 久松家
解説 廃藩置県ののち、旧松山藩主松平勝成が史料の隠滅するのを憂え、同家を中心とする藩史の編集を秋山・尾崎両氏に命じた。両氏は同家所蔵の記録類のほかに、旧藩士の家に伝わる文書を広く収集し、歴代の藩主ごとに編年体に採録した。その引用書目は一〇四種の多きに達し、かつその原文・書名が明記されている。第一は松平定勝(松平家松山第一代藩主定行の父)、第二定行、第三定頼、第四定長、第五定直、第六定英、第七定喬、第八定功、第九定静、第一〇定国、第一一定則、第一二定通、第一三勝善、第一四勝成、第一五定昭、および付録として奥平家等一七家記録のほか重要記録などからなる。
活字本 「予陽叢書」第四―七巻
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報