日本歴史地名大系 「松岡郷」の解説 松岡郷まつおかごう 長野県:下伊那郡高森町松岡郷至徳三年(一三八六)の梵網経(安養寺蔵)上巻に「日本国信州路松岡郷」とあり、下巻に「日本国信陽城松岡郷」とあるのが文献上の初見。次いで諏訪御符礼之古書(諏訪大社上社文書)長禄二年(一四五八)の条に、「一、御堂、松岡、平(松岡)秀貞、御符之礼三貫三百文、頭役廿貫文」とある。一方、永享二年(一四三〇)の安養(あんよう)寺梵鐘陰刻銘には、「大日本国信□□□□□□□□(伊那郡郡戸カ)庄市田郷松岡山安養禅寺□□(鐘銘カ)」とあり、この「市田郷」と「松岡郷」との関係が問題となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by