デジタル大辞泉 「御堂」の意味・読み・例文・類語 み‐どう〔‐ダウ〕【▽御堂】 1 寺院。また、仏像を安置した堂。2 キリスト教で、一般にカトリックの教会堂・修道院などをさす。聖堂。法成寺ほうじょうじの異称。また、それを建てたところから、藤原道長の通称。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「御堂」の意味・読み・例文・類語 み‐どう‥ダウ【御堂】 [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 「み」は接頭語 )① 仏像を安置した堂を尊んでいう語。のちに寺院をいう。[初出の実例]「さては夜になりぬ。みだうにてよろづ申、なきあかして」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)② 浄土真宗で御影堂をいったが、後には、この宗の主要な寺院の称となった。[初出の実例]「近年人々御堂にて請申事に被申候」(出典:実悟記(1580))③ キリスト教、特に、カトリックで、教会堂のこと。聖堂。[ 2 ][ 一 ] 大阪市中央区本町にある本願寺津村別院のこと。表御堂。北御堂。[ 二 ] 「ほうじょうじ(法成寺)」の異称。また、法成寺の阿彌陀堂のこと。[初出の実例]「殿の御前も昼ぞ御堂へはおはします」(出典:栄花物語(1028‐92頃)若水)[ 三 ] ( [ 二 ]を建てたところから ) 藤原道長の尊称。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の御堂の言及 【法成寺】より …藤原道長が造営した摂関家全盛期を象徴する大寺。〈御堂(みどう)〉と呼ばれ,道長の〈御堂関白〉という異称も生まれた。1019年(寛仁3)から造営開始。… ※「御堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by