松本信一(読み)マツモト シンイチ

20世紀日本人名事典 「松本信一」の解説

松本 信一
マツモト シンイチ

明治〜昭和期の皮膚科学者 京都大学名誉教授。



生年
明治17(1884)年11月7日

没年
昭和59(1984)年8月1日

出生地
福島県

学歴〔年〕
京都医科大学卒

主な受賞名〔年〕
野口英世記念医学賞〔昭和33年〕,シャウデイン・ホフマン賞〔昭和40年〕,文化功労者〔昭和41年〕,勲一等瑞宝章〔昭和51年〕

経歴
梅毒学の権威スピロヘータを使った実験で、病理組織学、細菌免疫学の面から多くの疑問を解明した。特に重感染、再感染梅毒の免疫などの研究は内外から高く評価されている。大正8年に京大医学部教授。昭和21年から44年まで大阪医大学長。24年に日本学士院会員。著書に「実験的黴(ばい)毒の比較病理」「癌前駆症と癌」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松本信一」の解説

松本信一 まつもと-しんいち

1884-1984 明治-昭和時代の皮膚科学者。
明治17年11月7日生まれ。大正8年京都帝大教授となる。昭和21年大阪医大学長。梅毒の研究で知られる。33年野口英世記念医学賞。41年文化功労者。昭和59年8月1日死去。99歳。福島県出身。京都帝大卒。著作に「実験的黴毒(ばいどく)の比較病理」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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