松本名左衛門(読み)まつもと なざえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松本名左衛門」の解説

松本名左衛門(初代) まつもと-なざえもん

?-? 江戸時代前期の歌舞伎役者,名代(なだい)。
寛永6年(1629)座本となって名左衛門を名のり,大坂道頓堀で若衆歌舞伎を興行したという。若衆方から若女方に転じ,承応(じょうおう)元年歌舞伎は禁止されたが,翌年ふたたび興行をゆるされ名代をかねた。松本名左衛門座の始祖。前名は松本久左衛門。別名に舞楽久左衛門。

松本名左衛門(2代) まつもと-なざえもん

?-? 江戸時代前期の歌舞伎役者,名代(なだい)。
初代松本名左衛門の子。大坂歌舞伎の若女方として活躍し,寛文5年(1665)名古屋で「河内通」を興行して大当たりをとる。のち立役(たちやく)に転じ,座本,名代をかねた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android