松本彦次郎(読み)マツモト ヒコジロウ

20世紀日本人名事典 「松本彦次郎」の解説

松本 彦次郎
マツモト ヒコジロウ

明治〜昭和期の俳人,歴史家 東京文理科大学名誉教授。



生年
明治13(1880)年12月5日

没年
昭和33(1958)年1月14日

出生地
青森県上北郡野辺地村(現・野辺地町)

別名
号=松本 金鶏城(マツモト キンケイジョウ)

学歴〔年〕
東京帝大文科大学史学科〔明治41年〕卒

学位〔年〕
文学博士

主な受賞名〔年〕
野辺地町名誉町民

経歴
慶大普通部、六高教授を経て、昭和6年東京文理科大教授となり、国史学教室主任を務めた。18年定年退職、19年名誉教授。親鸞研究が有名で、他に明治42年「アカネ」に西行法師論を発表。三井甲之主宰「人生と表現」同人。大正4年シカゴ大に留学。ブントの民族学、ベルグソンシュペングラーの哲学も研究。一方河東碧梧桐門のアララギ同人で「日本俳句鈔」に句が収録されている。著書に「史的日本美術集成」「史学名著解題」「鎌倉時代史」「日本文化史論」「郷中教育の研究」などがある。門下和歌森太郎、芳賀幸四郎らがいる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松本彦次郎」の解説

松本彦次郎 まつもと-ひこじろう

1880-1958 明治-昭和時代の日本史学者,俳人。
明治13年12月5日生まれ。第六高等学校教授をへて,昭和6年東京文理大教授。日本文化史,とくに鎌倉仏教を研究。俳句は河東碧梧桐(へきごとう)門で「アララギ」の同人。昭和33年1月14日死去。77歳。青森県出身。東京帝大卒。俳号は金鶏城。著作に「日本文化史論」「鎌倉時代史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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