松百村(読み)まつとうむら

日本歴史地名大系 「松百村」の解説

松百村
まつとうむら

[現在地名]七尾市松百町

七尾南湾沿岸の津向つむぎ村北西に位置し、南西部は赤浦あかうら潟に面する。天文一三年(一五四四)八月、京都東福寺前住持の彭叔守仙が温井総貞のために記した「独楽亭記」に七尾城から望む北方海辺の景勝が詠まれ、そのなかに松百の地名がみえる。同二一年四月二三日の本願寺証如書状案(証如上人書札案)によると、能登畠山氏の重臣温井紹春から摂津石山本願寺に松百鮨が送られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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