松縄村(読み)まつなわむら

日本歴史地名大系 「松縄村」の解説

松縄村
まつなわむら

[現在地名]高松市松縄町

御坊ごぼう川と詰田つめた川の間に位置し、今里いまざと村の南にある。岡山県備前市妙圀みようこく寺蔵鰐口の永享九年(一四三七)一一月一八日付銘文に「讃州香東郡大田郷松直権現若一王子」とある。松直は松縄と思われ、若一王子は当村熊野神社に比定される。熊野神社の地は松縄城跡とされる。城主は宮脇氏で、応仁年中(一四六七―六九)越中守長定が紀州から移住し、野原のはら大田おおた二郷を領有したという。天正年間(一五七三―九二)宮脇兵庫守の娘が香西氏一族の植松備後に嫁したことから香西・植松・宮脇の関係が深まった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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