松蔭新田
まつかげしんでん
[現在地名]長島町松蔭
長島最南端の老松輪中に属し、北は横満蔵新田に接する。文政六年(一八二三)から五ヵ年かかって、松蔭ほか付近の老松輪中一一新田が開かれ、同一〇年美濃笠松代官松下内匠の検地を受けた。これらはすでに開発されていた横満蔵新田・白鶏新田・長徳新田などとともに一曲輪にまとめられ、老松輪中といった。しかし万延元年(一八六〇)の風雨により、これら新田のほとんどは亡所となった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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