日本歴史地名大系 「板井城跡」の解説 板井城跡いたいじようあと 兵庫県:篠山市旧西紀町地区上板井村板井城跡[現在地名]篠山市上板井中世の山城の跡。宮田(みやだ)庄の中央、公文堂(くもんどう)山から東へ派生した尾根上に位置する城(しろ)山に築かれているが、鞍部が深いため、ほぼ独立丘陵を呈している。北麓は沼地だったといわれ、要害の地であった。一時丹波国守護になった山名氏によって築かれたといわれる(貞享記)。戦国期、細川高国が森本新五郎に送った年未詳七月二〇日の細川高国感状(北河原氏家蔵文書)に「丹州宮田城」の合戦の記事がみえている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by