板橋雑記(読み)はんきょうざっき(その他表記)Bǎn qiáo zá jì

改訂新版 世界大百科事典 「板橋雑記」の意味・わかりやすい解説

板橋雑記 (はんきょうざっき)
Bǎn qiáo zá jì

中国,明末の南京秦淮の名妓伝記を中心に,当時の社会や時勢を描いた書。明・清興亡の際に南京に寓居していた余懐が,目のあたりに展開された悲劇感慨を深くし,かつての南京の華麗の日々を追懐して記したもので,宋の孟元老の《東京(とうけい)夢華録》を模し,明朝に限りない思慕を寄せており,単なる香艶花史の類ではない。江戸時代には和刻本も出版されている。
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