板築駅(読み)ほうづきのえき

日本歴史地名大系 「板築駅」の解説

板築駅
ほうづきのえき

文徳実録」嘉祥三年(八五〇)五月一五日条にみえる遠江国駅名。「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条にはみえない。前記一五日条によれば、承和九年(八四二)橘逸勢謀反(承和の変)とされ伊豆国に配流となった際、途中の「遠江国板築駅」で死去したため駅下にこれを埋葬したという。東海道の浜名湖北岸ルート上にあたる三ヶ日町内に比定される。「遠江国風土記伝」は「板築」を「保保都支」と読み、日比沢ひびざわ村の保保都支山(保保豆岐山、現三ヶ日町の日比沢・下尾奈境の板築山)付近に比定する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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