漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「枇杷葉」の解説 びわよう【枇杷葉】 漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。バラ科ビワの葉を乾燥したもの。生のものを用いることもある。裏面の細かい毛は取る。鎮咳(ちんがい)、去痰(きょたん)、鎮吐(ちんと)、健胃、利尿などの作用がある。慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎、蓄膿(ちくのう)症に効く辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)などに含まれる。また、浴用に用いると皮膚をつややかにする。 出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の枇杷葉の言及 【ビワ(枇杷)】より …材は硬く,装飾用建材,つえ,木刀などに加工,利用される。【志村 勲】[薬用] 葉を枇杷葉という。サポニン,アミグダリン,ビタミンB1,タンニンなどを含み,他の生薬と配合して,鎮咳,去痰,健胃,鎮吐薬とする。… ※「枇杷葉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by