枕絵(読み)マクラエ

精選版 日本国語大辞典 「枕絵」の意味・読み・例文・類語

まくら‐え‥ヱ【枕絵】

  1. 〘 名詞 〙 男女の秘戯を描いた絵。春画。枕草紙
    1. [初出の実例]「たうとくも有たうとくもなし 枕絵と羅漢の奥に書きそへて」(出典:俳諧・新増犬筑波集(1643)油糟)

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改訂新版 世界大百科事典 「枕絵」の意味・わかりやすい解説

枕絵 (まくらえ)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の枕絵の言及

【春画】より

…男女の秘戯を描いた絵。古くは〈おそくず(偃息図)の絵〉〈おこえ(痴絵,烏滸絵)〉といい,〈枕絵〉〈枕草紙〉〈勝絵(かちえ)〉〈会本(えほん)〉〈艶本(えんぽん)〉〈秘画〉〈秘戯画〉〈ワじるし(印)〉〈笑い絵〉などともいう。あからさまな秘戯の図ではなく,入浴の場面など女性の裸体を見せる好色的な絵は,別に〈あぶな絵〉と称して区別している。…

※「枕絵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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