日本歴史地名大系 「林・備中塚古墳群」の解説 林・備中塚古墳群はやし・びつちゆうづかこふんぐん 茨城県:結城市林村林・備中塚古墳群[現在地名]結城市林・上山川鬼怒(きぬ)川西岸の台地上にあり、大型墳を多数含む。林字中林(なかばやし)の林稲荷(はやしいなり)塚は前方後円墳で全長二八メートル、林八幡塚(はやしはちまんづか)古墳は前方後円墳で全長三〇メートル、林八幡塚東古墳は円墳で径一八メートル、字上林(かみはやし)の林愛宕(はやしあたご)塚(消滅)は前方後円墳で全長約四〇メートル、上山川(かみやまかわ)字備中の備中塚古墳は造出付円墳で径四八メートル、小備中塚古墳は円墳で径一〇メートル、備中瓢箪塚(びつちゆうひようたんづか)古墳は前方後円墳で全長約四八メートル、古山八幡(こやまはちまん)塚は前方後円墳で全長五〇メートル余。林愛宕塚からは銅鏡・五鈴釧・素環釧・鉄剣・直刀・鉄鏃などが出土し、結城市中央公民館に所蔵されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報