日本歴史地名大系 「林崎遺跡」の解説 林崎遺跡はやしざきいせき 岩手県:盛岡市下太田村林崎遺跡[現在地名]盛岡市下太田 林崎雫石(しずくいし)川によって形成された沖積段丘上にあり、志波(しわ)城跡の東辺外郭に位置する。標高約一三二メートルで、平安中期の遺跡とされる。昭和五三年(一九七八)の発掘調査によって検出された遺構は、平安時代の竪穴住居跡一一棟・土壙三基で、志波城廃城後のもの。住居跡の形状は方形で、いずれも規模はほぼ四メートル四方にまとまっている。柱穴は検出されず、竈の位置は東壁六棟・北壁二棟・不明三棟。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by