柏原新田村
かしわつぱらしんでんむら
[現在地名]河東町大田原
日橋川南岸に位置し、北東は堂島新田村、南西は鴨田新田村。もとは方便村の端村で上野と称し、明暦元年(一六五五)の開村という(新編会津風土記)。明和四年(一七六七)には高五四石余で、「風土記ニ方便村端郷上野とあり候処、地下より柏原新田と申し出候事」とあり(「会津御私領村名並高帳」藤崎家文書)、付近一帯の原野に闊葉樹が多かったため柏原を村名としたという(河東町史)。代田組に属し、文化一五年(一八一八)の村日記には村名がみえない。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 