柑子袋村(読み)こうじぶくろむら

日本歴史地名大系 「柑子袋村」の解説

柑子袋村
こうじぶくろむら

[現在地名]甲西町柑子袋・中央ちゆうおう

石部いしべ宿(現石部町)の東に位置し、北を野洲やす川が西流する。村の中ほどを貫通する東海道に沿い街村をなす。中世檜物ひもの庄に属し、応永一七年(一四一〇)一一月九日の管領畠山満家奉書案(来迎寺文書)に「西塔院釈迦料所檜物庄内模撲麹袋」とみえる。その後土豪青木氏の支配を受けたようで、丸岡まるおか城跡が残る。天正一一年(一五八三)八月の浅野長吉知行目録(浅野家文書)に「かうし袋」一千六〇〇石とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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