デジタル大辞泉 「柞原」の意味・読み・例文・類語 ははそ‐はら【×柞原】 柞の多く生えている原。和歌では母の意を含むことが多い。「母みまかりて…―散りし別れを思ひ出てけふこのもとはいかがしぐるる」〈新続古今・哀傷〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「柞原」の意味・読み・例文・類語 ははそ‐はら【柞原】 〘 名詞 〙 ( 「はわそはら」の時代も )① ははその木が多く生えている原。[初出の実例]「山科の石田の小野の母蘇原(ははソはら)見つつか君が山路越ゆらむ」(出典:万葉集(8C後)九・一七三〇)② ( 語頭の二音が同じであるところから ) 母にかけていう。[初出の実例]「嬰童無異心を。暫しその影をたのめとははそはらちちは此身もいかがとまらん〈よみ人しらず〉」(出典:続門葉(1305)釈教) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例