法則の辞典 「柳井‐丸山波」の解説 柳井‐丸山波【Yanai-Maruyama wave】 赤道下部の成層圏に存在する超長波で,1966年に柳井迪夫と丸山健人の二人によって発見された.波長1万kmほどで,赤道を取り巻く波数は4~5,周期は4から5日.1日当たり経度20° ほどの速度で西進する.この波の実体は混合ロスビー重力波であると見なされ,以前に松野太郎によって存在が理論的に予言されていたものである.準2年周期振動の原因の一つとされている. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報