柳原安子(読み)やなぎはらやすこ

改訂新版 世界大百科事典 「柳原安子」の意味・わかりやすい解説

柳原安子 (やなぎはらやすこ)
生没年:1783-1866(天明3-慶応2)

江戸末期の女流歌人正親町(おおぎまち)三条実同の娘で大納言柳原均光(なりみつ)の妻となった。香川景樹門下の女流歌人の中では第一との定評がある。家集に《桂芳院遺草》があり,桂園派歌風を忠実に継承しつつ,女らしい優美さと感情的な激しさとに特色を見せる。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「柳原安子」の解説

柳原安子 やなぎわら-やすこ

1784-1867* 江戸時代後期の歌人。
天明4年生まれ。正親町三条実同(おおぎまちさんじょう-さねどう)の娘。柳原均光(なおみつ)と結婚。香川景樹(かげき)にまなび,桂門の女流歌人として知られた。家集に「月桂一葉」「桂芳院遺草」など。慶応2年12月28日死去。83歳。法号は桂芳院。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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