家集(読み)カシュウ

デジタル大辞泉 「家集」の意味・読み・例文・類語

か‐しゅう〔‐シフ〕【家集】

いえの集」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「家集」の意味・読み・例文・類語

か‐しゅう‥シフ【家集】

  1. 〘 名詞 〙 個人歌集勅撰集に対して平安朝私家集をいうことが多い。
    1. [初出の実例]「各献家集并古来旧歌」(出典古今和歌集(905‐914)真名序)

いえ‐の‐しゅういへのシフ【家集】

  1. いえ(家)の集

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「家集」の解説

家集
かしゅう

私家集・家の集とも。勅撰集・私撰集などに対する個人の歌集の称。一般的には室町時代までの歌人の歌集をいう。歌人の個性や時代,成立事情や編纂方針,また形態・内容などによってさまざまだが,基本的性格としては,ある個人を中心に和歌が集められ,その人と周辺との生活や生涯を記録する意図がある。「万葉集」成立以前からあり,平安中期の「三十六人集」や鎌倉初期の「六家集」のように,複数の家集を一括したものもある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「家集」の意味・わかりやすい解説

家集
かしゅう

私家集

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世界大百科事典(旧版)内の家集の言及

【私家集】より

…ふつう近世以前の歌集についてのみいう。古くは家の集(いえのしゆう),家集(かしゆう)といい,また,集(しゆう)とも呼ばれ,勅撰・私撰和歌集のような多人数の歌を集めたものと区別される。現存する私家集は近世期まで加えれば膨大な数に上る。…

※「家集」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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