柳戸村(読み)やなぎどむら

日本歴史地名大系 「柳戸村」の解説

柳戸村
やなぎどむら

[現在地名]大原町新田野につたの

新田野村の西に位置し、西端を夷隅川が東流する。もと新田野村の枝郷であったが、寛永一〇年(一六三三)本村が旗本榊原領に分給された際に分村したとみられ、当村は引続き大多喜藩領であった。慶安二年(一六四九)口上書(渡辺家文書)に「上総国太田喜領之内、阿部対馬守様御知行所細尾柳戸二ケ村」とみえる。寛文四年(一六六四)武蔵国岩槻藩領として新田検地が行われている(本吉家文書)。天和二年(一六八二)旗本福島領となり(寛政重修諸家譜)幕末に至る(旧高旧領取調帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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