柴江郷(読み)しばえごう

日本歴史地名大系 「柴江郷」の解説

柴江郷
しばえごう

和名抄」諸本にみえる郷名。高山寺本・東急本に「之波江」の訓がある。浜松市伊場いば遺跡から「□巳年正月生十日柴江五十戸人(以下略)」との表記をもつ木簡出土、「□巳年」は辛巳年すなわち天武一〇年(六八一)と考えられる。同遺跡からは「柴江郷一人」と記された木簡も出土。「遠江国風土記伝」が現舞阪まいさか町から新居あらい町にかけての水没した地とし、「大日本地名辞書」は佐鳴さなる(現佐鳴湖)旧名と考え、富塚とみつか村・神久呂かくろ(現浜松市富塚町・志都呂町・神ヶ谷町・大久保町などの一帯)とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...

熊の用語解説を読む