柿木島村(読み)かきのきじまむら

日本歴史地名大系 「柿木島村」の解説

柿木島村
かきのきじまむら

[現在地名]祖父江町島本しまもと

北は東鵜之本ひがしうのもと村、西を佐屋さや川が南流する。「尾張名所図会」には「柿御園かきのみその」として「柿木島をいふ、むかし大神宮の御園にて柿を奉りし故かく呼べり、神鳳抄に尾張国柿御園と見えたり当村に神明社あるも此御園の地故勧請して祀りしなり」と記している。文和二年(一三五三)一〇月の妙興寺領坪付注文(妙興寺文書)に僧宗竺寄進分の一つとして「一所 参段 柿木垣内」とある。

「寛文覚書」によると概高三六四石二斗余、田一一町四反六畝余・畑一四町一反五畝余、家数六五、人数三九八。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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