上洛(読み)ジョウラク

デジタル大辞泉 「上洛」の意味・読み・例文・類語

じょう‐らく〔ジヤウ‐〕【上×洛】

[名](スル)《古くは「しょうらく」》地方から京都へ行くこと。「東山道を経て上洛する」

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精選版 日本国語大辞典 「上洛」の意味・読み・例文・類語

じょう‐らくジャウ‥【上洛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 古くは「しょうらく」 ) 都へ行くこと。地方から都へのぼること。上京。⇔下洛(げらく)
    1. [初出の実例]「下向伊勢国、即驚遣召之処、所上洛也」(出典:後二条師通記‐寛治七年(1093)三月一日)
    2. 「木曾義仲上洛の時、主にしまゐらせんとてぐし奉て宮こへのぼり」(出典:平家物語(13C前)四)
    3. [その他の文献]〔北史‐斉高祖紀〕
  3. 大和国で、田舎から奈良へのぼること。
    1. [初出の実例]「就反銭事御領百姓少々上洛」(出典:大乗院寺社雑事記‐応仁二年(1468)一〇月四日)

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普及版 字通 「上洛」の読み・字形・画数・意味

【上洛】じようらく

上京。

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