柿本の衆(読み)かきのもとのしゅう

精選版 日本国語大辞典 「柿本の衆」の意味・読み・例文・類語

かきのもと【柿本】 の 衆(しゅう)

  1. 和歌に範をとり、典雅連歌をよんだ派の称。柿本人麻呂にちなんだ呼び名で、鎌倉初期、後鳥羽上皇仙洞でいわれ始めた。有心衆。⇔栗(くり)の本の衆
    1. [初出の実例]「よき連歌をば柿本の衆と名付けられ、わろきをば栗の本の衆とて、別座につきてぞし侍りし」(出典:筑波問答(1357‐72頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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