柿迫村(読み)かきざこむら

日本歴史地名大系 「柿迫村」の解説

柿迫村
かきざこむら

[現在地名]泉村柿迫

八代郡北種山きたたねやま(現東陽村)の東方の山村で、矢山ややま(八六九・四メートル)の東麓に立地する。宮原みやはら(現宮原町)から約四里、五箇庄ごかのしようへの主要入口の一つとみられる。慶長国絵図に村名がみえ、「国誌」は「白岩戸村糸原村二江村打越村深山村木場村横手村内桑村岩奥村板木村ホクチ村上ノ門村下ノ門村等ノ小村アリ」と記す。下岳しもだけ村・栗木くりき村、河俣かわまた(現東陽村)と合わせて「四浦在」と俗称され、近世、種山手永に属していた。地図上で四浦ようら在を直線で結ぶと、ほぼ不等辺梯形をなし、下益城しもましき小川おがわ(現小川町)宮原町五箇庄との中間に位置する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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