栃梨村(読み)とちなしむら

日本歴史地名大系 「栃梨村」の解説

栃梨村
とちなしむら

[現在地名]篠山市栃梨

向井むかい村の東にあり、籾井もみい川が流れる。永正年間(一五〇四―二一)荒木氏が築城したと伝える栃梨城の跡がある。慶長一三年(一六〇八)の多紀郡桑田津之国帳に「栃無村」とみえ、高二一六石余。正保郷帳でも栃無村として、田高二〇六石余・畠高一〇石。元禄郷帳では栃梨村とあり、高二二一石余。「丹波志」では小野おの庄のうちで、高一七七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android