精選版 日本国語大辞典 「栗虫」の意味・読み・例文・類語 くり‐むし【栗虫】 〘 名詞 〙① クリシギゾウムシの幼虫。体長約一・二センチメートル。乳白色で頭部は赤みをおびる。クリの実の中をトンネル状に食害。成熟すると皮に丸い穴をあけて脱出し、土中にはいって越冬する。また、その形が丸く色が白いところから、色白く肥えた美しい幼児をたとえていう。くりのむし。《 季語・秋 》[初出の実例]「実の入て栗虫のやうな二子哉〈貞利〉」(出典:俳諧・崑山集(1651)一一)② 昆虫「くすさん(樟蚕)」の異名。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例