栗駒火山(読み)くりこまかざん

最新 地学事典 「栗駒火山」の解説

くりこまかざん
栗駒火山

Kurikoma volcano

宮城・岩手・秋田3県にまたがり,東西約12km,南北約8kmの範囲をしめる火山。気象庁の活火山名は栗駒山。中新~更新統の堆積岩・火砕岩の基盤を被覆し,主峰栗駒山(1,628m)のほか,数個の火山錐が複合する。栗駒山頂北西約1.5kmに径約1.2kmの須川爆裂火口が北西方向に開口,火口内には剣岳円頂丘がある。山体形成はおそらく(80万年前ころ)南部地域から開始し,北東部(笊森),西部(秣岳)山体の形成がこれに次ぐ(40万~30万年前)。その後活動は中心部に収斂れんし,約10万年前に東栗駒火山錐が形成,主峰部の山体形成へと続く。須川爆裂火口の形成時期は約2万年前と考えられる。有史の噴火記録は1744年と1944年。このうち1944年噴火では昭和湖から熱泥流を噴出した。溶岩流・円頂丘が卓越するが,降下火砕物(東栗駒山頂)や火砕流(東麓)も認められる。岩石は中カリウムカルクアルカリ安山岩を主体とし,一部,中カリウムのソレアイト系列岩(虚空蔵山)も共存する。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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