最新 地学事典 「カルクアルカリ安山岩」の解説
カルクアルカリあんざんがん
カルクアルカリ安山岩
calk-alkali andesite
カルクアルカリ岩系あるいはしそ輝石質岩系(久野久,1950)に属する安山岩。主として,SiO2に対する鉄の相対量・濃集の程度によって,同じ非アルカリ岩に属するソレアイト系列安山岩から区別される。後者に比して,より低温で酸素フガシティーの高いマグマから生じたと考えられ,角閃石や黒雲母のような含水鉱物斑晶を有することがある。柵山雅則(1981)は非平衡斑晶組合せと逆累帯した苦鉄質鉱物斑晶をもつ安山岩をR型,それらをもたない安山岩をN型と名づけ,前者はしそ輝石質岩系に,後者はピジョン輝石質岩系にほぼ対応していることを示し,前者はマグマ混合の産物であると考えた。参考文献:M.Sakuyama(1981) J. Petr., Vol.22
執筆者:吉田 武義
参照項目:火成岩の分類図2(化学組成)
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

