日本歴史地名大系 「栢間古墳群」の解説 栢間古墳群かやまこふんぐん 埼玉県:南埼玉郡菖蒲町栢間村栢間古墳群[現在地名]菖蒲町上栢間・下栢間元荒川左岸の台地上、標高一四メートルに立地する。前方後円墳の天王山塚(てんのうやまづか)古墳(県指定史跡)、夫婦塚(めおとづか)古墳を中心として七基の古墳が現存し、栢間七塚とよばれる。天王山塚古墳は下栢間にあり、墳長一〇七メートル、後円部径五五メートル、前方部幅六二メートル。主体部は不明であるが、墳丘上に角閃石安山岩の切石がみられる。同古墳の周囲には、押出塚(おしでづか)・大日塚(だいにちづか)・富士塚(ふじづか)の三基の円墳がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by