栴檀野窯跡群(読み)せんだんのようせきぐん

日本歴史地名大系 「栴檀野窯跡群」の解説

栴檀野窯跡群
せんだんのようせきぐん

砺波市東部、芹谷野せりだにの段丘とその東に連なる丘陵の標高五〇メートルから一二〇メートルにかけての地帯に分布する奈良時代から平安時代の須恵器窯跡。現在一八基の存在が知られているが、発掘されたのは福山ふくやま福山一号窯跡のみである。窯跡群は福山支群四基と増山ますやま支群一四基に分けられる。福山支群は当窯跡群の南半に位置し、瓦塔や円面硯などを焼成した福山一号窯跡や同二号窯跡などからなり、八世紀後半に形成されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android