ピーク(読み)ぴーく(英語表記)Wilhelm Pieck

デジタル大辞泉 「ピーク」の意味・読み・例文・類語

ピーク(peak)

山の頂。頂上。峰。「ピークをめざす」
物事の最高潮。絶頂。頂点。「混雑がピークに達する」
[類語]頂上頂点絶頂最高潮山場クライマックス

ピーク(peek)

ちらっと見ること。のぞき見。
米国アップル社のiPhoneの操作方法の一。タッチスクリーンを指で軽く押す動作のこと。ウェブページ電子メールプレビューを表示する際などに用いる。iPhone 6sおよびiPhone 6s Plus3D Touchで初めて採用された。→ポップ2

ピーク(Wilhelm Pieck)

[1876~1960]ドイツ政治家。ドイツ共産党創立者の一人。ナチス政権成立後フランス・ソ連に亡命。第二次大戦後、帰国して共産党を再建。1946年、社会主義統一党を創立。49年、ドイツ民主共和国成立とともに初代大統領

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精選版 日本国語大辞典 「ピーク」の意味・読み・例文・類語

ピーク

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] peak )
  2. 山の頂。峰。頂上。
    1. [初出の実例]「あのピークに立つのは哨兵だらう」(出典:愛弟通信(1894‐95)〈国木田独歩〉波濤)
  3. ある状態が最も高まった時。頂点。絶頂。
    1. [初出の実例]「さて、丹羽のさいきんの仕事振りである。その代表作のピークといったものを拾ってみると」(出典:丹羽文雄論(1955)〈浅見淵〉)

ピーク

  1. ( Wilhelm Pieck ウィルヘルム━ ) ドイツの政治家。ドイツ共産党創設者の一人。ナチス政権成立後フランスに亡命、さらにモスクワに逃れ非合法運動指揮。ナチス崩壊後帰国し、共産党を再建して党首となる。のち社会主義統一党議長となり、一九四九年ドイツ民主共和国(東ドイツ)成立とともに大統領となった。(一八七六‐一九六〇

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピーク」の意味・わかりやすい解説

ピーク
ぴーく
Wilhelm Pieck
(1876―1960)

ドイツ民主共和国(旧東ドイツ)の政治家。ブランデンブルクグーベンで労働者の子に生まれる。初めは家具職人の徒弟。1895年ブレーメンの社会民主党書記、1906~1910年ブレーメン市会議員。第一次世界大戦時にスパルタクス団に参加、1918年兵役中にオランダへ脱走。1919年の一月蜂起(ほうき)の際に逮捕されたが釈放。同年共産党の創立では中央執行委員。1921~1928年プロイセン州議会議員、1928~1933年国会議員。1928年よりコミンテルン執行委員。1933年フランスへ、のちソ連へ亡命。1945年帰国し、1945~1946年ソ連占領地区共産党の党首、1946~1954年グロテウォールとともにドイツ社会主義統一党SED。のちのドイツ連邦共和国民主社会党)の議長、1949~1960年国家評議会議長(元首)を務めた。

[中川原徳仁]

『阪東宏訳『統一戦線への歴史的転換』(大月書店・国民文庫)』

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ピーク」の解説

ピーク
Wilhelm Pieck

1876~1960

ドイツの政治家。指物師(さしものし)出身。1895年社会民主党に入り,第一次世界大戦中はスパルタクス団創立に加わり,ドイツ革命に活躍し,共産党創立にも力を尽くした。1928~33年には国会議員。ナチス政権成立と同時にフランス,さらにモスクワに亡命し非合法運動を指揮した。ナチス崩壊後帰国し,共産党を再建し党首となった。46年社共合同して社会主義統一党になると,グローテヴォールとともに委員長となり,ドイツ民主共和国の成立とともに大統領に就任した(在任1949~60)。

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百科事典マイペディア 「ピーク」の意味・わかりやすい解説

ピーク

東独の政治家。早く社会民主党に入り,スパルタクス団の一員としてドイツ革命に活躍,1918年ドイツ共産党創立に参加。1933年亡命。第2次大戦後共産党を再建して委員長(1945年―1946年),1946年社共合同によるドイツ社会主義統一党創立と同時にグローテウォールとともに委員長,ドイツ民主共和国(東独)成立と同時に大統領(1949年―1953年)となった。

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改訂新版 世界大百科事典 「ピーク」の意味・わかりやすい解説

ピーク
Wilhelm Pieck
生没年:1876-1960

ドイツの労働運動指導者,政治家。木工職人出身で1918年ドイツ共産党の結成に参画し,以後国会議員などとして活躍,28年にはコミンテルン執行委員となる。33年亡命,35年に事実上ドイツ共産党の党首となり,ソ連邦で党活動を指導。45年帰国,46年ドイツ社会主義統一党結成と同時にその党首となり,49年ドイツ民主共和国(東ドイツ)の建国とともに大統領に就任,終生その地位にあったが,晩年は政治的影響力を失った。
執筆者:

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピーク」の意味・わかりやすい解説

ピーク
Pieck, Wilhelm

[生]1876.1.3. グーベン
[没]1960.9.7. ベルリン
東ドイツの政治家。 1895年ドイツ社会民主党に入党。第1次世界大戦中に反戦活動で逮捕され,脱走してオランダに亡命。 1918年ドイツ共産党の創立に参加し,同党中央委員,のち議長。 46年東ドイツで社会民主党左派と共産党が合併,社会主義統一党が結成されると,その議長となり,49年初代の大統領に就任。亡くなるまで大統領をつとめた。

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旺文社世界史事典 三訂版 「ピーク」の解説

ピーク
Wilhelm Pieck

1876〜1960
ドイツ民主共和国(旧東ドイツ)の大統領(在任1949〜53,57〜60)
ドイツ社会民主党に属し,第一次世界大戦中は反戦運動に従事した。スパルタクス団の蜂起で主導的役割を果たした後,ドイツ共産党の創立に参加して国会議員となるが,1933年ソ連に亡命して反ナチス運動を指導。第二次世界大戦後帰国し,社会主義統一党委員長をへてドイツ民主共和国大統領に就任。

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サーフィン用語集 「ピーク」の解説

ぴーく 【ピーク Peak】

岸に向かって来たうねりが最初に崩れるところ。テイクオフポイントである。

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世界大百科事典(旧版)内のピークの言及

【ドイツ共産党】より

… ナチス政権成立後,33年2月国会放火事件が起きると,ナチスはこれを共産党の責に帰して弾圧を開始,テールマンをはじめ,有力活動家を逮捕,投獄し,3月には党そのものも非合法化した。党指導部はパリ,次いでモスクワに逃れ,35年ピークウルブリヒトらの指導の下に人民戦線戦術に転換したが,ドイツでは残存した党員グループが独自に反ナチス活動を遂行,大きな犠牲を払った。ソ連に逃れた者も少なからぬ数がスターリンの粛清の対象とされたが,自由ドイツ国民委員会などとともに反ファシズム活動に従事した。…

※「ピーク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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