根子町(読み)ねつこまち

日本歴史地名大系 「根子町」の解説

根子町
ねつこまち

[現在地名]仙台市川内三十人町かわうちさんじゆうにんまち

「仙台鹿の子」によれば、根子町は亀岡かめおかの北にあたり、山脇南東より北西に割った町で、昔山を崩し木の根を掘ってできたので町名となったという。のち天和三年(一六八三)亀岡八幡神社が祀られる山の北際に割付けられた町で、広瀬川右岸沿いの三十人町の山寄りの一画をさすものと思われる。正保仙台城絵図でみると当町と思われる山際に足軽屋敷が割付けられ、南東より北西に向かってこれより行止りまで一町二〇間と記す。寛文九―一一年(一六六九―七一)の城下絵図では三十人町域とともに三十人衆とあり、延宝城下絵図では旗本足軽衆となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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