根津村(読み)ねつむら

日本歴史地名大系 「根津村」の解説

根津村
ねつむら

[現在地名]東部町大字禰津東ねつひがし町・同西にし

烏帽子えぼし岳南面山麓一帯の村。東は新張みはり村、西は東上田ひがしうえだ村、南は新屋あらや村、北は田沢たざわ村と境をなす。禰津村とも書く。新張村から東上田村へ通じる禰津道に沿う禰津東町・禰津西町が中心で、禰津西町の北山麓にみやいり姫子沢ひめこざわの集落がある。

諏訪大社上社文書の元徳元年(一三二九)三月大宮御造栄之目録に「不開妻戸、御座沓脱、下長押何モ禰津之造営七年一度造之申也」とあるのが初見。中世初期から東信濃の豪族禰津氏の本拠地であり、禰津山城・禰津氏居館があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android