最新 地学事典 「根田茂帯」の解説
ねだもたい
根田茂帯
Nedamo Belt
南部北上帯と北部北上帯の間に位置する地帯で,南西部は石炭紀前期の付加体,北東部は三畳紀前期の付加体で占められる(T.Uchino,2021)。両者とも変形が著しく,珪長質凝灰岩泥岩互層や玄武岩が特徴的に産するが,後者には更に石英長石質砂岩や層状チャートが含まれ,また玄武岩の一部には藍閃石が生じている(内野隆之ほか,2010)。両者の付加体中には古生代中頃~後半の低温高圧型結晶片岩や南部北上帯北西縁部に分布する古生代前半の島弧オフィオライトの一部である深成岩・蛇紋岩が構造岩塊として散在する(内野隆之,2022)。参考文献:T.Uchino(2021) Isl. Arc, Vol.30:e12397
執筆者:内野 隆之
参照項目:早池峰構造帯
参照項目:日本列島とその周辺の地体構造区分
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

