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藍閃石 らんせんせきglaucophane

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

藍閃石
らんせんせき
glaucophane

アルカリ角閃石類で,狭義には Na2Mg3Al2Si8O22(OH)2単斜晶系。広義には藍閃石-曹閃石系列に属するもので狭義の藍閃石からマグネシウム ⇔ 鉄(II),アルミニウム ⇔ 鉄(III)の置換によって生じる系列鉱物の総称。狭義の藍閃石と青閃石は,藍閃石片岩相変成岩にのみ出現し,しばしばローソン石,パンペリ石,翡翠輝石などを伴う。狭義の藍閃石には,I (低圧型) および II (高圧型) の多形が知られているが,天然に産するものはすべてIの藍閃石である。

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大辞林 第三版の解説

らんせんせき【藍閃石】

角閃石類鉱物の一。ナトリウム・マグネシウム・アルミニウムのケイ酸塩鉱物で単斜晶系。灰青または青紫色でガラス光沢がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

藍閃石
らんせんせき
glaucophane

やや紫みがかった青色の細い柱状ないし針状の結晶をなすアルカリ角閃(かくせん)石の一種。低温・高圧条件でできた広域変成岩中に、ひすい、ローソン石などと産する。同じような産状と外観をもつ鉄藍閃石、マグネシオリーベック閃石、リーベック閃石とは微妙な色の違いはあるものの、厳密な区別は化学分析によらざるをえない。日本では、四国、紀伊半島、関東山地の三波川(さんばがわ)変成帯の高圧部、北海道の神居古潭(かむいこたん)変成帯の高圧部など産地は多い。青みを帯びた石綿状の角閃石があるが、これはリーベック閃石のことが多い。英名は青くみえるという意味のギリシア語に由来する。[松原 聰]

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