根金村(読み)ねがねむら

日本歴史地名大系 「根金村」の解説

根金村
ねがねむら

[現在地名]蓮田市根金

蓮田台地の北部にあり、元荒川の右岸に位置する。南は上閏戸かみうるいど村、東から北は根金新田村。古くは閏戸郷に属したという(風土記稿)。元禄一一年(一六九八)までは閏戸村に含まれたといわれるが(同書)、寛文五年(一六六五)の上尾宿助馬調(「絵図面村々高」田中家文書)に臨時の助人馬指定村として「新根金村」と記されており、この頃から分村化が進んでいたとみられる。岩槻藩領で、同一二年の岩付御領分石高覚(吉田家文書)によると根金村の高一四六石余。延宝八年(一六八〇)には家数二一(うち本百姓二〇)、人数一一一(「岩付領内村名石高家数人数寄帳」同文書)。国立史料館本元禄郷帳では旗本万年・米津会田の相給。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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