案摩の面(読み)あまのおもて

大辞林 第三版の解説

あまのおもて【案摩の面】

舞楽の案摩の舞に用いる仮面。長方形の厚紙に白絹を貼り、目・鼻・口などを抽象的に描く。蔵面ぞうめん
上部に黒い山形、下部に黒いうろこ形の斑を描いてある白羽の矢。 「 -の羽付きたる平胡簶ひらやなぐいの箙えびらを負ひ/太平記 13

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精選版 日本国語大辞典の解説

あま【案摩】 の 面(おもて)

① 舞楽の案摩の舞に用いる雑面(ぞうめん)という紙製の仮面。厚紙に目、鼻、口などを幾何学模様風に描いたもの。
② 矢羽根(やばね)の斑(ふ)の一種。鷲の白羽で、上に黒い山形、下に黒い鱗形の斑のあるもの。斑の模様が①のそれに似ているところからいう。あまのめ。
※長門本平家(13C前)一六「河越太郎重頼〈略〉大きりふの征矢(そや)のうはやに、あまのをもてはぎたるをおひたりけり」
③ 能楽に使う面。「尼の面」「天の面」などとも書く。
※わらんべ草(1660)一「又金春座には、〈略〉又尼〔天の字か〕の面一面あり。是は自天降(ふる)と云説あり。故に天(アマ)の面と名付也云々」

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