桑口村(読み)くわのぐちむら

日本歴史地名大系 「桑口村」の解説

桑口村
くわのぐちむら

[現在地名]新発田市桑ノ口

中谷内なかやぢ村の北、長畑ながばたけ村の北西に位置し、東を加治かじ川が北西流し、川を挟んで川尻かわしり(現北蒲原郡加治川村)に対する。中世にはこの一帯加地かじ庄に含まれたが、康永二年(一三四三)一一月二〇日の僧某法橋某連署奉書や同年一二月八日の藤原公房打渡状(ともに山形大学所蔵中条家文書)によると、「加地庄桜曾祢条桑口田畠在家」などをめぐり争いが生じている。近世を通じて新発田藩領で、慶長三年(一五九八)頃の御領内高付帳(新発田市史資料)にみえ、高三二〇石七斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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