桑川遺跡(読み)くわがわいせき

日本歴史地名大系 「桑川遺跡」の解説

桑川遺跡
くわがわいせき

[現在地名]山北町桑川 上の山

笹川流ささがわながれの南端部に形成される海岸段丘上の広大な地域に広がる縄文時代の大遺跡。石皿片・焼土などが露出している部分もあるので、住居跡群とみてよいであろう。表採されている土器大部分は縄文中期後半のもので、一部後期初頭の破片もみられる。中期の土器は同時代に東北地方南部に普遍的に出土している大木系のもので、中越地方中心に分布する火焔土器の破片も少量ながら散見される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む